噛んで飲み込む、という動作は
3つの動作から成り立ちます。
①前歯で食べ物を嚙みちぎる
②奥歯ですりつぶす
③奥歯でさらによく噛んで舌を使って飲み込む
食事ではこの3つの動作をしっかりできるのが理想であり
全部の歯がこれに参加していることが理想です。
歯並びが悪いと、この動作に参加できていない歯があり、
効率的にものを噛めません。
結果、よくかみ砕けないまま丸のみになっていませんか?

うちの子はよく飲み込むときにおえっとなるわ
だから、食事はいつも小さく切ってあげて、よく煮込んで柔らかくしてあげるの
これでは悪循環です。
実は、食材を細かくしすぎたり煮込みすぎたりした歯ごたえのない食事は
あごの骨の成長を阻害する可能性があります。
歯が生えているあごの骨が小さいと歯が並ぶスペースが足りず
歯並びの悪さにつながります。
歯並びの良さは食べ物を効率的に「噛み」「飲み込む」機能を助けます。
噛む訓練のためにも、あごの骨の成長のためにも
食材の大きさや柔らかさを工夫しましょう。