ソケットリフト
サイナスリフト同様上顎臼歯部にインプラント治療をする際に同部の骨が薄いために上顎洞(副鼻腔の一つ)と近接しインプラント体埋入のスペースが取れない場合に行う治療法です。サイナスリフトほどの骨造成が必要でない場合に行います。
インプラントを埋入する際、上顎洞までの十分な骨の厚みが必要になりますが骨の厚みが少ない場合には骨造成が必要になります。
当院ではソケットリフトの適応は骨の厚みが5mm以上ある場合を1つの判断基準として多角的な診査・診断の上適応の判断をしています。
サイナスリフトが骨を横から開けるのに対してソケットリフトは縦に穴をあけるためサイナスリフトに比べ
- 身体への負担が少ない
- 治療期間が短い
- 費用が安価である
などのメリットがありますが骨を増やせる量に限界があります。
基本的には上顎洞までの骨の厚みが5mm以上ある場合にソケットリフトが適応になります。
骨の厚みが5mm以下の場合にはサイナスリフトが適応となります。
治療の流れ
- 上顎洞ぎりぎりまで骨に穴をあける
- 穴を押しひろげて穴から骨補填剤を入れる(症例により骨補填剤を入れたときにインプラント体も同時に埋入する)
- 3~5か月程度待ち骨ができたことを確認後、通常のインプラント治療を行います。
治療費用
サイナスリフト 55,000円(税込)
(サイナスリフトのほかにインプラント治療料金385,000円(税込)がかかります)
禁忌症
上顎洞内に炎症や嚢胞など病変を認める場合
自然孔が閉鎖している場合
ヘビースモーカーなど